【ポーランドドラマ】ホールドタイトの住宅ロケ地が美しすぎた
Netflixのポーランドドラマ「ホールドタイト(Hold Tight、ポーランド語でZachowaj spokój)」が意外と面白くて一気見してしまいました。
ワルシャワとカトヴィツェに滞在してポーランドの良さを体感していたからこそドラマに見入ってしまったわけですが、その中で出てくる主人公たちが暮らす超近代的な住宅エリアが美しすぎたのでロケ地情報とともに残しておきたいと思います。
ドラマのネタバレ的なものは今回は特にしませんが、少し触れるとワルシャワの10代の子を持つ家族、子どもたちの中の暗所、社会の悪、そしてドラマを見ながら何となく違和感を感じていた部分を最後で回収・・・みたいな感じです。それなりに面白いのでぜひ。
今回はホールドタイトに出てくる個人的に興味深かったワルシャワの新しい高級住宅街のロケ地についてまとめました。
撮影はワルシャワ周辺で行われた模様
撮影はワルシャワのダウンタウンが俯瞰で映るシーンもあり、見ているときから学校や警察、住宅などのほとんどがワルシャワの中心部を舞台にしているんだろうなと思いました。
今回注目した主人公家族が住んでいる住宅街を調べてみると、ここがワルシャワのダウンタウンから車で25分ほどしか離れていない、ワルシャワ中心部に近いことがわかりました。
主人公が住む住宅エリア
こちらが主人公の家族が住む住宅エリアです。
敷地内に突き当たりにはレンガの建物があります。
ここにはショップなどが入っているようでした。主人公は帰宅前にここで買い物をしています。実際にここには寿司ダイニングなどもテナントとして実際に入っているようです。
このレンガの建物の向こう側に住宅エリアが広がっています。
こちらが主人公家族が住む住宅です。戸建てではなく集合住宅のようですね。見た目が落ち着いたモダンな雰囲気で敷地内道路のカーブなども美しいです。
明らかに隔離された空間に建てられた高級住宅という印象でした。ちなみにホールドタイトに出てくる10代の子どもたち家族はほぼこの「FORT CZE」に住んでいる設定で、遊び方やファッションを見てもかなり富裕層が暮らす住宅エリアという演出が多い印象でした。
上から見るとこんな感じらしいです。
レンガの建物があり、正面から住宅街に突き進むことはできないようになっていて、ぐるっと迂回して裏にある住宅エリアに行くようです。
グーグルマップで見てみると、周りを水で囲まれた形状になっているのがわかります。
この住宅エリアを隔離するために水で囲ったのではなく、もともとこのような場所を再開発したのがこの住宅エリアらしいです。不思議な形をしていると思いませんか？
もともと要塞だった「FORT CZE」
水で囲まれたこの特殊な場所はもともと要塞として使われていた土地だったそうです。調べてみると「FORT CZE」は1880年代に建てられた要塞で、敷地の正面を塞ぐレンガの建物は元々兵舎だったそうです。レンガの兵舎をそのまま残しテナント用の建物として再利用されているらしい。
当時は周囲からの侵入を防ぐためだった堀は現在自然豊かな川のようになっていて、不動産のサイトを見ると各住宅の1階から降りられるようにもなっているようです。かなり優雅です。
ドラマの中の室内
室内はこんな感じ。ここは主人公家族の家で、ここはかなり生活感溢れる内装と雑多な生活小物が溢れている印象です。
リビングはこんな感じで、ソファはイケアのソーデルハムンの黒カバーと一人用のポエングがあり、カラフルでポップなインテリアであり家庭的な印象ですね。
また別の家族の家はこんな感じ。かなりお金を持っている人物ということで、内装はシックな印象です。
物件によると思いますが、集合住宅でありながら2階、3階まで専有スペースを有する家もあるみたいですね。
最上階はテラスがある家も。これは優雅ですねえ。
主人公家族の自宅は1階に専用庭があるようで、パーティーが開けるほどの広さ。これもまたすごい。この家の上にもテラスがあるのかどうか。
優雅な住宅街ですが、リアルの世界では不便すぎるとの評判
ご覧の通り敷地内には住宅しかないためちょっとした買い物に行くのにも車ででかけなければいけない不便さがあるとのこと。確かに、出入り口が要塞の一本道しかないとなると、自宅建物から一本道まで移動するのも大変。敷地内から出てからスーパーなどに行くわけで、FORT CZE敷地内の出入りで疲弊しそう。
とは言えドラマ内に出てくるFORT CZEは洗練されていてリアルな実態を抜きにすれば理想的な住宅街という印象でした。空港からも近いし一度行って見てみたいですね。
