ジェットスター70便欠航の理由はパイロットの有給消化が集中したから、から読み取ること

ジェットスターが70便欠航を発表。理由はパイロットの有給が集中したためだと発表。管理ができていなかったことを謝罪しました。

有給が重なってしまった理由は下記の通り。

  1. 10連休のゴールデンウィークの勤務
  2. 夏休み機関の繁忙期の勤務が近づいていること
  3. 繁忙期が続いているため有給消化を促した
  4. 大量に有給申請が来てしまった(通常の倍)
  5. 不測の病欠者らが相次いだ
  6. 乗務に必要な訓練の完了が遅れるパイロット出現
  7. パイロット不足に陥った

これに対してヤフーニュースのコメントには、働き方改革の歪んだ見解として、「休ませてあげて」という流行語が並び、そこに「管理がずさんなだけ」というコメントも続きます。この流れを見て、休ませてあげて、という考え方は恐怖すら感じました。

実際、ただ管理ができていなかっただけのジェットスター

今回のジェットスターの欠航に関しては、疲労がピークに達するパイロットが続出して有給をとったのではなく、会社側から促されて申請した結果、パイロットが不足し公共交通機関がストップしたわけです。公共交通機関という意識がまず足りないことがジェットスターの会社の体質を感じる部分ですね。

有給をとることは問題ではなく、交通インフラを人為的なミスで止めないことを前提に考えてコントロールする必要があるのは言うまでもありません。欠航を出しても休ませるべきというのはそこまで過重労働を課していれば当然ですが、今回は有給消化を促したことに端を発しているわけです。

ジェットスターの人事管理が非常にずさんであることが垣間見れます。

恐らく有給申請したものの、それを返上して出勤に切り替えたパイロットもいるでしょう。それでも54便が欠航しているわけで、パイロットにも責任は少なからずあるとしても、ほぼすべてがジェットスターの管理がまったくできていなかったことが今回の反省点であり、航空会社を選ぶ私達は意識すべき部分だと思います。

予約していた乗客は完全に無視される「休ませてあげて論」

「休ませてあげて」という美談にしようとする流行語候補ワード。これは本質を見ないで発言するととても怖い言葉です。

ここまで書いたとおり、単純にジェットスターの管理ミスで起きたミスであり、これによって54便が欠航し7500人が予定通りのフライトができなくなっています。このフライトには、現地のホテルの予約、アクティビティの予約、帰国便に合わせて現地滞在時間でどのように行動するかの予定破綻、そもそも振替便がない場合は返金対応となるため、旅行自体すべてキャンセルという自体に発展しています。仕事であれば取引先との商談時間が未定になり下手したら白紙、延期になります。

現時点で7500人がこの状況に陥っています。多くの人はパイロットに対してではなく、会社の管理を何とかしろ、と思うでしょう。休むんじゃない!と憤る人はとても少ないんじゃないかと思います。

そして7500人の中のほとんどの人が「休ませてあげて」とは思わず、「何してるんだ」という気持ちでしょう。乗らない私もそう感じるほどです。

毎日通勤通学などでごった返す電車が、運転士の有給が集中したため山手線全線運休します、となったらどうでしょうか。誰も休ませてあげてとはいかないんじゃないでしょうか・・・。交通インフラが停止するというのはこういうことです。

そもそも定期便運行をしている場合は可能な限りそれを実現するために会社がコントロールします。だから定期便が成り立ちます。有給が重ならないように何とかコントロールするのが会社の役割なのですが、そのミスが変な方向に解釈されている、飛行機に乗らないと思われる人のコメントが怖いですね。普段からよく飛行機に乗って日々のスケジュールを管理している人からすると天候や災害以外でこのようなことは非常に迷惑です。

このニュースから読み取れること

LCCは安いから欠航・遅延があっても文句は言わないのが当たり前、というのも僅かながら理解はできますが、公共交通機関としての意識は相当低いもしくはない、という前提の元、「利用するのを控える」という認識が一気に高まった事故だと思っています。

これは安全面でも同様です。今回は有給が重なったことと病欠のパイロットが予想よりも多く出たことが原因の欠航事故でした。しかし実際は休ませてあげていない過労状態のパイロットが普段いるかもしれません。整備のチェック体制もできていないかもしれません。会社の管理がずさんと思われるからです。

それは安いLCCだから仕方ない、と考えるには短絡的過ぎてそんな思考にはならないというか。本当に重要な家族旅行、会社の出張では絶対に利用してはいけなんだ、という意識を持つべきだと思います。安いから仕方ないというのではなく利用するには危険であるという考え方にシフトすべきでしょう。定期運行だけでなく安全面に関しても相当恐怖を感じました。管理ができていない会社は基本的に一部ができていないだけでなく全体的にかなりユルユルになっていることが多いと感じています。

LCCだから仕方がない、ではいざという大事故発生の際は取り返しがつかなくなる、これがタクシー、バス、電車、新幹線、飛行機などの交通インフラです。

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