シェムリアップ遺跡観光、トゥクトゥク1日の貸し切り相場

シェムリアップの遺跡観光はトゥクトゥクを1台チャーターして1日かけて遺跡をまわってもらうのが一般的です。

その際、値段は交渉が必要で、お互い完璧ではない英語で行う交渉なので予め相場を知っておくと話を進めやすいのではないかと思います。

普通のトゥクトゥク1日貸し切り相場

朝から夕日までの半日を貸し切る相場は大体30ドル前後です。1人でも2人でも30ドルで変わりありません。

これはトゥクトゥクのドライバーから提示される一般的な相場であり、客が値下げ交渉すれば少しは下がりますが、その分ドライバーの収入が減るのでサービスの質は落ちます。

相場とは大体この金額で手打ちされる数字です。これより安くする金額の目安ではないことを理解しましょう。

たまたま見かけたブログでは「トゥクトゥク1日貸し切り相場30ドルから値切って20ドルまで交渉成功」と恥ずかしいことを書いている人がいますが日本人として現地人の生活を逼迫させるような非道なことはやめましょう。

日給が3割減らされたら困りませんか？自分と置き換えて考えて接すると、トゥクトゥクドライバーととても親密な関係になれますよ。

アンコールワットの朝日鑑賞をプラスしたら相場は？

1日遺跡巡りの貸し切りに加えて、アンコールワットの朝日鑑賞を加えると35ドルが相場です。プラス5ドルで早朝4時半に迎えに来てくれます。破格ですね。

もっと早く起きて準備してくることを考えるとここでも値切るのはやめたほうがいいでしょう。

トゥクトゥクは遺跡鑑賞中はずっと待機していてくれる

トゥクトゥクドライバーは、私たちが遺跡鑑賞している間は入り口で待っていてくれます。意外と顔や服の色でドライバーを覚えているもんなんですよね。自分のトゥクトゥクがどれかわからなくなることはないと思います。

また、入り口から入り遺跡内をまわって出口方面で待ち合わせ、ということもあります。その際はトゥクトゥクドライバーがそのように伝えてくるので、Google mapなどを見ながら現在地と出口を指差して話せばお互い理解できると思います。

トゥクトゥクドライバーは常に下に見られている気がした

トゥクトゥクの相場を知る必要性とドライバーとの価格交渉は、「ぼったくるドライバーがいるから」です。プランの詳細を口約束の前に詰めておかないと、後でこれは範囲外だと請求されたりとか面倒なドライバーもいます。

しかしそれは最初に詰めておけばいいだけであり、日本人ドライバーでもそうだと思います。聞いてなかったことをする、けど自分が折れようと思う日本人特有の考え方とかかる費用は請求するという性格の外国人の違いだけです。

それにしても、トゥクトゥクドライバーは常に価格交渉を持ちかけられ、安い金で働く日常が常態化しています。常に低賃金で働かされ、外国人観光客の足として働く彼らは常に下っ端のような扱いを感じているのだと思いました。

対等に接することでお互い幸せになる

私は空港からのホテル送迎、翌日の遺跡観光、帰国日の空港への送迎まですべて同じトゥクトゥクドライバーに任せました。基本的にトゥクトゥクドライバーはすべての移動を自分がとりたいと思っているのでよくあることと思います。

その際に私はドライバーと常に笑顔、合意できたときには握手、意思疎通ができたときも握手、降りるときは常にサンキューと伝える、をしていました。すると彼も笑顔になり、遺跡観光の際はクーラーボックスからキンキンに冷えたミネラルウォーターを毎回くれるんですね。二人分。これは35ドルの遺跡観光の費用に含まれています。

トゥクトゥクで同行者を待っているときも彼と家族の話などをしたりして打ち解けていきました。とあるアジア人は雑だし乗せたくないかと愚痴まで聞くような関係になり、最後帰国の際はハグまでする仲になりました。現在はFACEBOOKで繋がっててメッセージをやりとりしています。

知人がシェムリアップに行く際はホテル送迎からすべての移動のトゥクトゥクは彼を紹介しようと思っています。

トゥクトゥクドライバーを値切ったりするよりも対等に扱うのがベストです。値切って20ドルにした挙げ句、途中でサービス中止を言い渡される日本人ブログ、情けなくて仕方ありません。

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