TAPカードのアプリインストール方法とチャージ方法

ロサンゼルスの電車とバスの共通電子カード、TAPカードは専用アプリがあり、プログなどではアプリが便利と書かれていることが多いですが、一般観光客がインストールして使うのは少しハードルが高いかもしれません。

実際に外国人の短期滞在観光客としてTAP LAアプリを入れてクレジットカードからチャージし使ってみた体験談をまとめました。この体験談は2024年時点の情報なので今後仕様が変わる可能性があることを前提に参考にしてもらえたらと思います。

Androidは外国のアプリを入れることができない場合が多い

まず最初に、Androidは国別にアプリのインストールに制限がかけられているものが多く、TAPカードアプリもそのうちのひとつです。日本のアカウントではアメリカのアプリとして公開されているTAPアプリはインストールできないので、まずここでインストールを諦めてこれまで通り駅端末などでチャージするか、回避方法を使うか選んでください。

回避方法は、すでに今アメリカに来ているなら簡単です。アメリカで新たにグーグルアカウントを作成し、そのアカウントでAndroidにログインします。これだけでアメリカのアプリがTAPカード以外にもすべてインストールできるようになります。あとでいつも使っている日本のグーグルアカウントに切り替えても外国のアプリは使えるので、インストールするためだけに現地でグーグルアカウントを作りましょう。

まだ日本にいる段階でアメリカのアカウントを作るためにはVPNを使用すればできますが、セキュリティの問題等もあり、どうせ旅行で来るのであればアメリカに入ってからアメリカ用のグーグルアカウントを作るのがおすすめです。

アップルのアプリの仕様はわからないので割愛します。日本でTAPカードアプリがインストールできないならアメリカに入国したあとに再度試してみてください。

TAPカードアプリのアカウント作成方法

ここは基本なので、悩みそうな部分だけ抜粋して書きます。

私たち外国人が持っていない住所と電話番号を入力する必要がありますが、ここは宿泊先のホテルの住所で電話番号を入れればOKです。電話番号による本人確認がないためです。あとは名前、メールアドレスなどは自分のものを使えば良いでしょう。ログイン時はメールアドレスとパスワードを入れることになります。

TAPカードは事前に持っていることとして、TAPカードをアプリのアカウントに登録します。完了するとTAPカードの下4桁がアプリ内に表示されます。

TAPカードアプリにチャージする

TAPカードが登録され、まだチャージされていないのがこの画面です。

ここからクレジットカードでチャージしていきます。下の青いボタンをタップ。

次の画面ではチャージする種類が出てくるので、「Stored Value」をタップタップ。

続いてチャージする金額を入力します。

規定の金額を入力しますタップすればその金額が選ばれますし、端数の出る金額にしたければ下の「Other Amount」に自由に金額を入れればOKです。

メトロパスだけを使う場合、1日券はなくなって最大$5までしかかからなくなっているのでとりあえず$5を入れるのも良いと思います。メトロ以外のカルバーシティーバスやビッグブルーバスは1日の上限金額がないので注意が必要です。

$5を選択して進めるとこんな画面になります。

続いてクレジットカードを登録します。「Selected payment method」をタップして決済画面に移動します。

支払い方法を選択する画面です。今回はクレジットカードを登録してチャージします。

「Add New Card」をタップ。

クレジットカード情報を入力します。

決済が完了するこんな画面になります。

ではTAPカードのトップ画面にいきます。

$5チャージしましたが、STRORED VALUEが$0のままです。

下にはPENDDING PASSESに$5となっていて、TAPカードに$5がチャージされていないことがわかります。ここが初めての人が不安になるところです。

残高$0でも問題ない

なぜこうなるのかわかりませんが、先程カード決済した金額は物理カードには入金情報が記録されていなくて、TAPのオンライン上にはしっかりチャージがされているらしいです。このままじゃ使えないと思いがちですが違います。

チャージ金額$0のままでも構わないのでバスや電車に乗るときにTAPカードをタップしたときに自動的に$5が物理カードに反映されるようです。$5チャージされた瞬間に乗車したバスごとの運賃が引き落とされます。

今回私は$1のカルバーシティーバスに乗ってみました。

バスのタップ画面を注視していたら、タップ後に「$5から$1引いて、残金$4」と表示されていました。やはりアプリ画面上で$0でもTAPカードを使った瞬間に物理カードにチャージされたような見え方をしているようですね。

アプリ画面には残額が即時反映はされませんでしたが、しばらくしたらTAPアプリ画面にこのように反映されていました。

チャージしたときのペンディング状態と表示するアプリの仕様がわかりにくいですね。とはいえとりあえずこれでわざわざ駅の機械でチャージする手間はなくなり、ロサンゼルスの公共交通を使えるようになりますね。

チャージ金額の「Pending」表示もかなり遅延がある

アプリで残高をチャージしてもすぐに「PENDDING PASSES」としてアプリ上に金額が表示されないことがあります。

このとき$5をチャージしましたが、「PENDDING PASSES」として表示されなかったので、完了ボタンを押す前に画面を閉じてしまったのかなと思い、改めて$5をチャージしました。しかしこのときもすぐに「PENDDING PASSES」に表示されなかったので、最初にチャージしたものも今は表示されていないだけで2回も$5をチャージしてしまったことをここで認識しました。

1時間以上経過してこのように2つの$5が「PENDDING PASSES」として表示されました。

その後バスに乗って端末にタップして数十分後、「PENDDING PASSES」だった2つの$5がしっかりチャージされて$11になっていました。

バスに乗ったあとなのにバスに乗った運賃はこのときまだ引き落とされていない表示になっています。これもアプリのタイムラグですね。

TAPアプリはどの行動り場合でも残高変化のタイムラグが数十分から1時間くらいあり、完璧なアプリとは言えません。すぐにアプリ上に変化がなくも慌てず放置しておくのが良いと思います。またバスや電車に乗る直前にチャージするよりも出かける前にチャージしておいたほうが安心かもしれません。

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