カナダのリッチモンドは空港から近い中国移民の街!リッチモンドに滞在してみた
カナダのバンクーバーの南にあるリッチモンド。空港からは10分ほどの距離にあり、空港近くに滞在する際にリッチモンドに滞在することにしました。
ここリッチモンドに来るまでは知りませんでしたが、完全に中国移民の街と化していて、そこに韓国人とわずかに日本人がいる程度。アジア人以外の人たちはそれほど多くなく、留学生などもどんどんリッチモンドに住み始めています。
それではリッチモンド周辺がどのような街なのかをレポートしたいと思います。
郊外のベッドタウン、リッチモンド
上の方にある小さなバンクーバー。そこから下にあるのがリッチモンドです。
電車でバンクーバーから20分ほどで行くことができるブリティッシュコロンビア州のベッドタウンのひとつで、現在は中国人がほとんどの街になっています。
電車の終点であるリッチモンド駅、その手前のランズドーン駅がリッチモンドエリアを走る電車の駅となっています。私はランズドーン駅周辺のホテル、フォーポインツバイシェラトン・エアポートに宿泊しました。ここの周辺も中国、韓国がかなり強いエリアでした。
リッチモンドはバンクーバーのようなダウンタウンというほどごちゃついた街ではなく、ベッドタウンとして存在しています。このような高層マンションがたくさん建設されています。
住民の多くは中国人ですが、韓国系もかなり多いです。ハングルで書かれた看板も多く見ることが出来ます。私達日本人の場合は英語圏の北米に来ているのでアジア系の雰囲気はあまり味わいたくないというのが本音ではないでしょうか。
しかしリッチモンドは中国語や韓国語が多いものの、中華街などのようにコテコテの中国感で覆い尽くされている感じではないので安心してください。
ごく普通のガラス張りの大型マンションが立ち並び、雰囲気はカナダそのものです。ただ中国人と韓国人がやたら多いというだけ。
中国語の店がたくさん
リッチモンドにはとにかく中国語がたくさん。それほど英語を話せない中国移民がたくさんいるということでしょう。リッチモンドの大型ショッピングモール、ランズドーンセンターにもこんなに中国系のレストランが連なっています。
リッチモンドの治安
リッチモンドの治安は良く、夜でも普通に歩けます。中華系移民が多く、中国人、韓国人のグループで歩いていたりしますが普通の若者たちです。ただし日本人に対する大勢の差別などについてはわかりません。
何れにせよ、リッチモンド周辺は静かなベッドタウンです。治安に関しては特に気にする必要はないでしょう。
街なかに中国語が溢れすぎ、中国語の広告などを制限する運動も
ここまで中国化しているリッチモンドですがカナダではかなり問題になっていて、過去に中国語の広告などを制限する運動も行われていました。
その際のアンケートでは、「中国語だけの広告が多すぎる」「民族の隔離を促進し、カナダのステータスを消滅させてしまう」「政府がこのまま放置し続ければ市内から英語が消えてしまう」などの声が聞かれたそうです。たしかにカナダに来てこれはないなぁと私も感じていました。
結果的に政府が企業広告に対して口出しすることはなく、また移民大国であるカナダの精神にも反するということでこの活動は実を結びませんでした。結果的に現在はほぼ中国となってしまったリッチモンド・・・。
今の所ゴリゴリの中華街になっていないのでまだマシですが、店の看板や学習塾などとにかく中国語ばかりです。中華街ほどの中国感はないですが、カナダのベッドタウンに中国語と中華料理屋が溢れている光景はすごく特殊です。
リッチモンドの大型ショッピングモール、CFリッチモンドセンターはぜひ行くべきショッピングモールなので、ここに行くついでにリッチモンド周辺を散策してみてはいかがでしょうか。